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歯石・歯垢・口臭

歯石・歯垢はさまざまな症状の
原因になります

歯石・歯垢はさまざまな口腔内の疾患を引き起こし、どなたにでも必ずついてしまうため必ず清掃が必要になります。
歯垢は放置すると24時間で付着しはじめ、その後2日ほどで石灰化が始まり、2週間で完全に歯石化するといわれています。

毎日必ず歯磨きをしていれば付着は起こりませんが、上手く磨けず磨き残しなどがあると、そこに歯垢がつき歯石化することになります。

またこれらの歯石・歯垢は、虫歯や歯周病のもとになるだけではなく、口臭のもとにもなります。

目次

こんなお悩みありませんか?

  • 歯がザラザラする
  • 口の中がネバネバする
  • 歯みがきしても臭いがする

歯石・歯垢について

歯石・歯垢とは

歯石とは、唾液中のミネラルと反応することにより石灰化したものです。
そのため歯石中に細菌は含まれておらず、歯石自体に病原性はありません。

歯垢とはプラークとも呼ばれる細菌の塊です。
磨き残しがあるとその部分に細菌が付着し、歯垢になります。

歯垢1mg中には1億個もの細菌がいるといわれています。
その中にはさまざまな細菌が含まれていて、虫歯を起こす虫歯菌、歯周病を発症させる歯周病菌などがいます。

歯垢は、時間が経つと細菌同士がよりしっかりとスクラムを組み、歯ブラシでの除去が難しくなるため早い段階で除去することが大切です。

 

歯石・歯垢がつきやすい場所

歯石は、唾液腺開口部という唾液が出る場所の付近に着きやすいのが特徴の1つです。

●下の前歯の裏側

下の前歯の裏側あたりには顎下腺舌下腺という唾液腺の開口部があります。
特に顎下腺は一番唾液量の分泌が多い唾液腺です。
そのため下の前歯の裏側には大変歯石が付きやすい状態です。

●上の奥歯の頬側

奥歯あたりの両頬には、耳下腺という唾液腺が開口しています。
そのため、歯石の付きやすい場所になります。

歯石・歯垢の原因

●磨き残しがある

歯垢は放置すると付着するため、定期的な清掃をすることが歯石・歯垢除去の第一歩です。
歯ブラシが届いていない場所は、磨けていないのと同じことになるため、正しくブラッシングを行い磨き残しがない状態を保つことが大切です。

●専門的なクリーニングを受けていない

ご自宅で、歯ブラシで落とせる汚れは全体の60%程度といわれています。
清掃補助用具を利用することで90%ほどに上がりますが、残りの10%は歯科医院でのプロフェッショナルケアによって落とす必要があります。
定期検診に通い、汚れが残らないようにすることをおすすめします。


口臭について

口臭とは

口臭とは、特に問題がない臭いもありますが、基本的に本人や周りの人が不快に感じる臭いのことをいいます。
もし自分で悪臭を自覚しても相談しにくく、もし他人の口臭に気づいても指摘しにくいことが口臭の大きな問題点でもあります。

口臭の80%以上は口腔内由来で、主要な成分は揮発性硫黄化合物というガスです。
「硫化水素」メチルメルカプタン」ジメチルサルファイド」の3つが口臭のおもな原因です。

●メチルメルカプタン

歯周病によって発生しやすいガスです。
玉ねぎが腐ったような臭いがします。

●硫化水素

口腔内の汚れから発生しやすいガスです。
卵が腐ったような臭いがします。

●ジメチルサルファイド

消化管からの食べ物の臭いです。

これらは、細菌がお口の中の血液や食物残渣、剥離条理などのアミノ酸を分解することによって作られます。

口臭の原因

●生理的口臭

起床時空腹時などに起こる問題のない口臭です。
起床時に起こる口臭は、唾液の自浄作用が働いていないことによって起こります。
起床し朝食を食べたり、歯みがきを行ったりすると消えていく自然なものです。

空腹時に起こる口臭は、膵臓の膵液が分解されることによって出たガスの臭いです。
これも、水を飲んだり食事をすることによって解消します。

●病的口臭

病的口臭には口腔由来全身由来があります。
口腔の由来のもので一番多いのは、歯周病による口臭です。
また歯石・歯垢、舌苔なども口臭の原因になります。

全身由来の口臭は消化器系や循環器系の不調糖尿病肝臓の不調などから起こります。
これらの病的口臭は内科医などと連携して改善をはかる必要があります。

●心理的口臭

口臭の中で一番治療が難しいのが、心理的口臭です。
これは別名自臭症とも呼ばれます。
口臭がないのに本人が口臭があると思い込んでしまうもので、強い対人関係のストレスなどが引き金になる場合が多いとされています。

歯科医院で口臭測定器にかかり、数値として口臭が出ていないとなれば安心する患者様もいらっしゃいますが、それでもご納得いただけない場合はカウンセラーなどと連携する必要があります。


歯石・歯垢を放置するリスク

虫歯

歯垢を放置すると虫歯の原因になります。
虫歯は、歯垢中の細菌の1つであるミュータンス菌が糖を食べ酸を産生することによって起こります。

ミュータンス菌は、歯面に強く付着し洗い流されにくいという特徴があります。
また、酸を作る能力がとても高く、周りに糖がなくなっても溜め込んでおいた糖を分解して酸を産生することもできます。

時間が経ちバイオフィルムの状態になると、免疫機能自浄作用がおよびにくくなり、この酸を産生する機能はさらに強くなります。
付着したばかりの歯垢でなく、放置されて長い時間が経った歯垢の方が虫歯を引き起こす作用が強いです。

歯周病

歯石・歯垢を放置すると歯周病の原因にもなります。

歯石に含まれるのは唾液中のミネラルと細菌の死骸のため、それ自体に病原性はありません。
しかし、歯根付近に付着した歯石は歯周ポケットの形成を容易にするため、周囲の炎症やプラークが付着しやすくなります。

また、歯周病の発症・進行に関与する歯周病菌のほとんどは嫌気性菌で、酸素が苦手という特徴があります。
そのため、歯肉と歯の間に奥深く潜り込み、歯周組織に炎症を起こします。
歯槽骨まで波及すると、歯槽骨が溶かされ歯がぐらぐらしたり出血したりする原因になります。

そのため歯石・歯垢を早めに除去することが大切です。


当院の治療内容

子供の場合

●必ず染出しを行います

どこが磨きにくいか知っていただくために、お子様と保護者様と一緒に確認をします。
汚れに応じて保護者様の方に指導を行っております。

●定期検診について

お子様には特に定期検診をおすすめしています。
定期検診では大人のものより細かいペーストを使い、お子様の柔らかい歯面を傷つけないようにしながら清掃を行います。
着色汚れやペリクル、歯石など家で落とせない汚れを落とします。

●子供でも口臭や歯石がある場合

口臭や歯石などは大人の方につくことが多いのですが、お子様の口腔内にも見られることがあります。
そのような場合には、必ず歯磨き指導を行っています。

また、歯石がついている場合は除去を行います。

保護者様へご説明

保護者様にはお子様の口腔内の状態について丁寧にご説明させていただきます。

●歯磨き指導

お子様はまだブラッシングの技術が未熟な場合もあります。
小学校6年生までは保護者様が仕上げ磨きをしてあげるのが理想です。
またお子様には起こりにくい症状がある場合は、その都度保護者様にも歯磨き指導をさせていただいています。

●定期検診のご案内

当院では定期検診を実施しています。
ハガキでのご案内が届きましたら、お電話でご予約をお取りください。

大人の場合

歯周病との関係が深くなります。
詳しくは、歯周病のページをご覧ください。



セルフケアについて

丁寧なホームケア

歯石・歯垢を除去するためにはプロフェッショナルケアも大切ですが、その効果をよりしっかりと出すためには丁寧なホームケアが必要です。

毎日のブラッシングを見直し、歯石・歯垢の溜まりやすい歯と歯肉の間をよく磨くことが大切です。
毛先の細い歯ブラシを歯と歯肉の境目にあて、45度に傾けて前後に動かしましょう。

また、このようにブラッシングを行っていても、ブラッシングだけで落とせる汚れは口腔内全体の60%ほどといわれています。
そのため「デンタルフロス」「歯間ブラシ」「ワンタフトブラシ」の使用をおすすめします。
清掃補助用具を使うことで、汚れの除去率は90%ほどに上がります。

全体をきれいに磨くだけでなく、特に汚れがたまりやすい場所を念入りに清掃することを心がけましょう。

唾液の自浄作用を働かせる

歯石・歯垢をためないためには唾液の自浄作用を上手く使うことも大切です。
まずは唾液をよく出すために、食事時にしっかりと噛む習慣をつけましょう。
これにより唾液の分泌が促され、汚れがたまりにくくなるだけでなく、消化の助けにもなります。

また、ドライマウスになりやすい方は、ガムを噛むなど積極的に唾液を出す工夫をしてみましょう。
唾液は交感神経が優位のときには出にくくなり、副交感神経が優位のときに出やすくなります。

そのため、意識してリラックスする時間を作ることで、唾液の分泌を促すことができます。

唾液の自浄作用を上手く使い、歯石・歯垢がたまりにくい口腔内環境を目指しましょう。


よくある質問

歯石は自分でとれますか?

歯石は歯科医院でのプロフェッショナルケアでしか取ることができません。
そのため、ご自宅では歯石化する前の歯垢の状態で落としておくことが大切です。

唾液の分泌量と口臭は関係ありますか?

唾液が多く自浄作用が働けば口臭は起こりにくくなります。
しかし、あくまで自浄作用は補助的なものなので、病的な口臭がある場合は治療が必要です。

歯垢はどのくらいの期間で
歯石化するのですか?

2日ほどで石灰化が始まり、2週間ほどで歯石になるといわれています。
早めに除去することが大切です。

生理的な口臭は改善しますか?

生理的な口臭はある程度どなたにでも起こるものです。
唾液の分泌量を増やすなど自浄作用が良く働くようになると軽減しやすくなります。

唾液を良く出すためには
どうすれば良いですか?

食事の際によく噛む、ガムを噛む、リラックスする時間を作るなどの方法で唾液の分泌を促すことができます。

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著者 Writer

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岡 琢弓
資格:日本小児歯科学会専門医、日本障害者歯科学会認定医

患者様へひとこと:
お子様のお口の健康維持は、ご家族の管理なしては成り立ちません。
ご家族と一緒に、子ども達を健康に育てるために、私達は少しでも貢献できれば幸いだと思っております。
どうぞお気軽にご来院下さい。

MEDICAL

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歯科相談

当院では座間市の公的な歯科健診に対応しています。

3ヶ月から半年に一度の定期検診を行うという考え方はかなり一般に広がってきましたが、まだそのようなかかりつけ歯科医を持てない患者様もいらっしゃいます。

歯科医院にかかりたいと考えている方は、市の助成を受けた当院の歯科相談をお受けください。

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当院の小児歯科では、「子供たちのお口の健康は家族みんなで守っていこう」を方針とし、0歳から20歳未満のお子さんの診療を行っています。

小児専用の治療スペースやプレイルーム、診療後にガチャガチャなど回してもらうなど、お子様がより良い気持ちで通っていだたけるように設備面でもさまざまな工夫をしています。

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歯並びが悪いと「審美面」「機能面」「清掃面」という3つの方向からのリスクが考えられるため、矯正治療が重要になります。

お子様の矯正治療は「1期治療」「2期治療」の2段階で行い、大人の矯正治療は2期治療になります。

かみやすい、清掃しやすい歯でより健康な生活を送れるようお手伝いします。

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当院の口腔外科では「親知らず」「顎関節症」「舌小帯などの付着異常」「口腔内の外傷」について治療を行っています。
その他、舌や粘膜についてのご相談も可能です。

また、外科処置は事前に説明の時間をいただきます。
具体的には全身疾患の状態や、お薬の確認、術式、治療後の注意点、予約のとり方、ご心配なことの相談を行います。

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当院では 子供から大人、親になっても継続して通える「地域のかかりつけ歯科」として、皆様のお口の健康をしっかりとサポートします。

0歳~12歳頃までは小児歯科、永久歯列が完成した中学生以降は一般歯科で治療を行っています。

小児歯科と一般歯科ではよりスムーズに行えるように診療室が分かれています。

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