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虫歯治療

子供の虫歯治療は大人と違う

子供の虫歯治療をどのように行えばいいか、悩んでいる保護者様はいらっしゃいませんか。

子供の虫歯は大人の虫歯と少し違います。
歯質の薄さ密度の低さなどから、進行が始まるとあっという間に神経まで達してしまうことも少なくありません。
そのため、子供の虫歯は大人の虫歯よりもより早く治療を開始する必要があります。

また子供の虫歯治療には、その子に不安感を与えないなどの大切なポイントがあります。
子供の虫歯治療をどのように行えばいいか悩んでいる保護者様は、ぜひ一度当院にご相談ください。

目次

こんなお悩みありませんか?

  • 子供の虫歯はどこで判断するのか知りたい
  • 子どもが虫歯かどうか分からない
  • 子供の虫歯治療をどのように行うのか知りたい
  • 子供の虫歯の特徴について知りたい
  • 子供の虫歯の予防をしたい
  • 子供の虫歯を早期発見、早期治療したい

虫歯の原因について

虫歯の原因

虫歯は「歯の質」「虫歯菌」「虫歯菌の栄養になる食物(糖)」が組み合わさり、そこに時間の経過が加わることによって発生します。

いずれの原因も単体だけでは虫歯はできないです。
つまり、歯質を育て、菌の住処を排除し、甘い物の摂取を控え、食後の歯磨きを徹底することが虫歯予防にとても効果的といえます。

糖を摂りすぎることなく栄養豊富な食事を摂り、歯磨きを行いましょう。
このような基本的な食習慣歯磨き習慣が、虫歯予防にはとても大切です。


虫歯の症状や治療について

01

C0の治療内容

●COの状態

エナメル質表面のミネラルが溶けだした状態です。

●治療内容

・ブラッシング指導
溶け出してきたリンとカルシウムが自然にエナメル質の中に戻る場合があります。
この現象のことを「再石灰化」と呼びます。
ブラッシング指導をおこなうことによって、正しいケアの方法を覚え、再石灰化の確率を高めることが可能です。

・フッ素塗布
フッ素塗布とは、歯の表面にフッ素を塗り歯を強化する処置です。
フッ素には、エナメル質を強くするだけでなく、再石灰化を促してくれる作用があります。

・シーラント
シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝に、フッ素の入ったプラスチック樹脂を充填して虫歯を予防する処置です。

●治療期間

1回程度です。
3ヶ月ごとの定期検診にご来院ください。

02

C1の治療内容

●C1の状態(エナメル質の虫歯)

歯の表面を覆っているエナメル質が虫歯菌によって溶かされ、歯に小さな穴ができた状態です。

●治療内容

必ずレントゲン撮影を行い、虫歯の大きさを確認します。

・レジン充填
虫歯になった所を詰め物で修復する治療方法です。

●治療期間

1~3回程度です。
治療が早ければ早いほど虫歯の治療期間は短くなります。

03

C2の治療内容

●C2の状態(象牙質の虫歯)

虫歯が象牙質まで達している状態で、冷たいものや甘いものがしみる状態です。

●治療内容

必ずレントゲン撮影を行い、虫歯の大きさを確認します。
虫歯の大きさを確認した後は、麻酔を使用して治療する場合もあります。

・レジン充填
虫歯になった所に詰め物で修復する治療方法です。

・神経の治療
神経を半分だけ残すなどの治療を行うこともあります。

●治療期間

1~3回程度です。
治療が早ければ早いほど虫歯の治療期間は短くなります。

04

C3の治療内容

●C3の状態(神経まで達した虫歯)

虫歯菌が神経まで達した状態です。

●治療内容

麻酔を使用して治療します。
深さによっては、神経を全てとらないといけない場合があります。

・抜髄治療
虫歯が大きく歯の中の神経まで達して痛みがある場合は神経を取る治療となります。
痛みがない場合でも、虫歯が大きく神経まで達している場合も抜髄処置が必要な場合もあります。

・感染根管治療
虫歯を放置しておくと歯の神経が壊死して、根の中に細菌が繁殖します。
このような場合は歯の根の中の細菌を取り除き、根の中を無菌に近い状態にする必要があります。

・補綴治療
神経の処置を行った歯には、乳歯冠という被せ物で修復する治療方法を行います。

●治療期間

進行させすぎると、治療期間も数か月単位と期間も長くなります。

05

C4の治療内容

●C4の状態(残根状態)

歯のほとんどが崩壊し、根だけが残っている状態です。

●治療内容

小児の場合は、後続永久歯に影響がおよばないよう、抜歯しなければいけないケースが多いです。
歯を抜歯した場合、年齢に応じて保隙装置が必要になる場合があります。

●治療期間

保隙装置が必要になる場合は、診療時間や期間は長くなります。


よくある質問

乳歯の虫歯は治療しなくてはなりませんか。

後続永久歯への影響も考えて、きちんと乳歯の頃から治療しましょう。

C0の状態から良くなることはありますか。

C0はエナメル質表面のミネラルが溶け出した状態です。
そのため溶けだしたミネラルを元に戻せば、元の健全な歯質に戻れる可能性があります。

できるだけ神経を抜かない治療、歯を抜かない治療をしたいです。

後続永久歯に影響があったり、周りの歯に影響がでる可能性がある虫歯は、神経を抜いたり、場合によっては抜歯をしなくてはならないこともあります。

保隙処置とは何ですか。

乳歯を虫歯などで抜歯してしまうと、その部分に周りの歯が倒れ込んできます。
それにより後続の永久歯がきれいに並べないという可能性があります。乳歯を抜歯した後はスペースを確保するために保隙処置が必要です。

乳歯のフッ素塗布について教えてください。

お子様は大人と違い、使えるフッ素濃度が低いという特徴があります。
5ヶ月に1度の定期検診にご来院ください。

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著者 Writer

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岡 琢弓
資格:日本小児歯科学会専門医、日本障害者歯科学会認定医

患者様へひとこと:
お子様のお口の健康維持は、ご家族の管理なしでは成り立ちません。
ご家族と一緒に、子ども達を健康に育てるために、私達は少しでも貢献できれば幸いだと思っております。
どうぞお気軽にご来院下さい。

MEDICAL

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歯科相談

当院では座間市の公的な歯科健診に対応しています。

3ヶ月から半年に一度の定期検診を行うという考え方はかなり一般に広がってきましたが、まだそのようなかかりつけ歯科医を持てない患者様もいらっしゃいます。

歯科医院にかかりたいと考えている方は、市の助成を受けた当院の歯科相談をお受けください。

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当院の小児歯科では、「子供たちのお口の健康は家族みんなで守っていこう」を方針とし、診療を行っています。

小児専用の治療スペースやプレイルーム、診療後にガチャガチャなど回してもらうなど、お子様がより良い気持ちで通っていだたけるように設備面でもさまざまな工夫をしています。

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歯並びが悪いと「審美面」「機能面」「清掃面」という3つの方向からのリスクが考えられるため、矯正治療が重要になります。

お子様の矯正治療は「1期治療」「2期治療」の2段階で行い、大人の矯正治療は2期治療になります。

かみやすい、清掃しやすい歯でより健康な生活を送れるようお手伝いします。

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当院の口腔外科では「親知らず」「顎関節症」「舌小帯などの付着異常」「口腔内の外傷」について治療を行っています。
その他、舌や粘膜についてのご相談も可能です。

また、外科処置は事前に説明の時間をいただきます。
具体的には全身疾患の状態や、お薬の確認、術式、治療後の注意点、予約のとり方、ご心配なことの相談を行います。

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当院では 子供から大人、親になっても継続して通える「地域のかかりつけ歯科」として、皆様のお口の健康をしっかりとサポートします。

0歳~12歳頃までは小児歯科、永久歯列が完成した中学生以降は一般歯科で治療を行っています。

小児歯科と一般歯科ではよりスムーズに行えるように診療室が分かれています。

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