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小児矯正
子どもの矯正治療は「1期治療」「2期治療」の2段階で行います。
子どもの矯正治療は、1期治療(永久歯に生え変わる前の、乳歯列期・混合歯列期)と2期治療(永久歯列完成期)の2段階で行います。
1期治療の、乳歯しかない頃からの矯正治療というと、「まだ必要ないのでは?」と思われるお父さん・お母さんさんも多くいらっしゃると思いますが、不正咬合などの異常が見つかった場合は、顎(あご)の成長がまだ発育段階にある子どもは骨や歯を移動させやすいため、治療がスムーズに進むなどのメリットがあります。
永久歯に生え変わった時に歯ならびが整いやすいのも大きなポイントです。大人になってから歯を矯正しなければならない可能性や、抜歯を伴う歯科矯正になる可能性が低くなります。
1期治療(乳歯列期・混合歯列期)
1期治療は、永久歯に生え変わる前の、乳歯列期 ・混合歯列期に行います。
歯ならびだけでなく、顎の正しい成長発育促進や、咬み合わせの改善などにより、健康なお口の状態へ、健康な体へと導くことを目的としています。
子どもに多い不正咬合(ふせいこうごう)とは
不正咬合は歯並びや噛み合わせの状態が良くないことをさす歯科用語です。
叢生(乱ぐい歯)などの「歯の位置異常」、歯の周囲の筋肉や舌の力のバランスが崩れることによって起こる「歯列弓形態の異常」、上下の顎の発育のアンバランスによる「咬合の異常」などがあります。
放置するといずれも発音・呼吸・咀しゃく・見た目などに悪影響をおよぼします。
不正咬合の種類
1期治療の開始時期
噛み合わせなど気になる症状があれば、まずは相談にお越しください。親と子のデンタルクリニックの患者様は相談料免除となります。開始時期、費用、期間など、おおまかな矯正治療のあらましに関して個別に説明いたします。
初診相談後、希望があれば精密検査・診断を行い、初診時よりさらに詳しく説明いたします。親御さまに納得いくまでご説明した上で、治療を開始するタイミングを決定します。小さいお子さまは自己判断ができません。いつも身近にいる親御さまがお子さまのお口の状態について気になることがあれば、小さなことでもご相談ください。
1期治療の治療期間
症状や、治療開始時期により異なりますが、永久歯に全て生え変わる前の平均2~4年です。
1期治療の治療方法
成長を利用し上下顎の土台作りをする床矯正装置や、マウスピース型の矯正装置を使用して治療を進めていきます。お子さまでも装着でき、なるべく負担の少ない装置を選びお勧めしています。
マウスピース式矯正装置「プレオルソ」とは2期治療(永久歯列完成期)
永久歯が生え揃ってから、歯列に改善を必要とする場合に行います。成人矯正歯科治療と同じです。この際、1期治療をしておくと、永久歯はおおむね正しく並んで生えて来るので、永久歯を抜歯したりすることなく、歯並びを整えられる可能性が高いです。
2期治療の開始時期
永久歯が生え揃うのは小学校高学年から中学生(12~14歳)頃以降です。2期治療は永久歯が全て生え揃ってから開始します。
2期治療の治療期間
症状により異なりますが、平均1~3年です。
2期治療の治療方法
マルチブラケット装置・マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)等を使用します。
マウスピース型矯正装置「インビザライン」とは成人矯正
おとなの矯正治療には、年齢制限はありません
永久歯が生えそろい、顎の骨も成長を完了している人のための矯正治療です。年齢制限はなく、歯と歯を支えている周りの組織が健康であればどなたでも治療が可能です。成人矯正のメリットとして、
- 自分の意志で美しい口元を目指して治療を開始するため完治しやすいこと
- ご自宅でのケアを徹底できるので計画通りに治療が進むこと
- 顎骨の成長が完了しているので治療計画の見通しがつきやすいこと
などがあげられます。患者様のお悩みやご希望を伺ったうえ、治療期間や費用などの大まかなご説明をいたします。疑問や不安なことについて、遠慮なくご質問ください。
治療装置について
マルチブラケット装置・マウスピース型矯正装置(インビザライン)等を使用します。当院はインビザライン専門外来がございます。
治療期間について
症例にもよりますが、1~3年くらいの期間がかかります。また、矯正治療中も1か月に1回のクリーニングと調整が必要になります。
治療完了後の経過観察について
治療が終わると矯正装置を外しますが、歯は元の位置に戻ろうとする習性があるため、保定装置を使って歯の後戻りを防ぎます。期間は1年ほどを見込んでいます。
矯正治療Q&A
小さいときから歯科矯正をする必要はあるのでしょうか?
すべて永久歯に生え変わってから矯正治療を始める場合、永久歯の抜歯が必要になることもあります。しかしこどものうちに、自身の成長を利用しながら上下のあごの土台作りを行うことで、将来の抜歯の可能性を低くしたり、永久歯列完成後の本格的な矯正治療の期間を短縮できることがあります。
お子さまの矯正治療は、不正咬合(噛み合わせや受け口)の種類によりますが、5歳頃から開始できることもあります。正しい嚥下(えんげ)や発音など、正常な口腔機能の獲得のためにも「6歳臼歯・大人の前歯」が生え始めたら是非一度ご相談ください。
1期治療・2期治療とは?
子どもの矯正治療は、1期治療・早期矯正治療・準備矯正治療・小児矯正とも呼ばれますが、基本的に意味するところは同じです。乳歯と永久歯が混在している時期に、成長発達を利用しながら土台作りをメインに行っていくのが1期治療です。
2期治療は本格矯正治療とも呼ばれます。永久歯が生え揃ってから歯を移動させて歯並びを整え、理想的な口元とかみ合わせを目指します。
おとなの矯正治療は、2期治療に当てはまります。すでに顎の成長発育が止まり永久歯列が完成している為、それをベースに治療を行います。学生さんや社会人、ご高齢の方でも治療を始める方が近年増えています。
乳歯が何本かでも残っている場合は1期治療からのスタートになることが多いです。永久歯列完成後、再評価を行い、必要に応じて2期治療へと進みます。
当院では話し合いを大切にしておりますので、2期治療に進むか1期治療でおしまいにするかは、歯並びの状態を考慮したうえで、患者様のご希望も含めて決定していきます。
矯正治療の期間はどれくらいですか?
装置をつける期間は、患者さまの歯ならび等の状態により違いますが、1期治療(乳歯列期・混合歯列期の矯正治療)では平均2~4年です。2期治療(永久歯列期)では平均1~3年です。
治療費の目安はどれくらいですか?
矯正歯科治療は自費診療で、健康保険が適用されません。また、治療の難易度や治療期間、治療方法、使用する装置などによって費用は変わってくるため一概には言えませんが、当クリニックでは、患者さまの納得いくまでご相談に乗り、ご説明いたします。
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